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社会保険労務士が語る就活のセクハラ対策

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社会保険労務士が語る就活のセクハラ対策

社会保険労務士が語る就活のセクハラ対策

2026/05/12

社会保険労務士の視点から、これから就職活動を迎える皆さんが直面しやすいセクハラ問題について解説します。就活の場面では、応募者が不当な取り扱いや不快な言動を受けるリスクが存在し、それが精神的な負担や将来のキャリア形成に大きな影響を及ぼすことがあります。本ブログでは、労働環境の専門家としての知見を活かし、セクシュアルハラスメントの具体例や予防策、適切な対応方法をわかりやすく紹介します。これから社会に出る皆さんが安心して活動できるよう、法的な枠組みや相談窓口の情報も含めて解説し、問題を未然に防ぐための実践的なアドバイスを提供します。

目次

    “採用活動中のハラスメント”が会社を壊す時代へ

    ― 就活セクハラ対策は、いま企業に求められる新しい労務管理です ―

    近年、就職活動中の学生に対するセクシュアルハラスメント、いわゆる「就活セクハラ」が社会問題として急速に注目されています。特に2024年10月からは、企業に対して就活等セクハラ防止措置を講じることが義務化され、採用活動におけるハラスメント対策は“努力義務”ではなく、“企業責任”として問われる時代へ入りました。

    これまで企業のハラスメント対策というと、社内のパワハラ・セクハラ・マタハラへの対応が中心でした。しかし現在は、面接、インターン、OB・OG訪問、リクルーター面談、SNSやLINEでのやり取りなど、「採用活動中」の言動についても、企業が責任を問われるケースが増えています。

    特に就活生は、“評価される立場”であり、「断ったら不採用になるかもしれない」という心理的圧力を抱えています。そのため、企業側が悪意なく行った言動であっても、就活生にとっては大きな精神的負担となることがあります。

    現在はSNSの普及により、就活生の体験談が瞬時に拡散される時代です。かつては社内で収まっていた問題も、「〇〇会社の面接で不快な質問をされた」、「OB訪問で食事に誘われた」、「深夜に個人LINEが来た」といった情報がネット上で共有され、企業ブランドや採用力に直接影響する時代になりました。

    つまり、就活セクハラ対策は単なるコンプライアンスではなく、「会社の採用競争力そのもの」になっているのです。

    社会保険労務士の立場から見ても、今後は単に採用担当者だけを教育すればよい時代ではありません。

    管理職、現場社員、OB・OG、リクルーターを含めた全社的なハラスメント教育とルール整備が必要になります。

    「まだ問題が起きていないから大丈夫」ではなく、“問題が起きる前にどう防ぐか”が、これからの企業経営では極めて重要です。安心して働ける会社は、安心して応募される会社でもあります。採用活動の在り方が、これからの企業価値を大きく左右する時代に入っています。

    就活で直面するセクハラ問題とは?“社外”で起きても会社責任になる時代へ

    就職活動は、学生にとって人生を左右する重要な機会です。しかし近年、その過程で発生するセクシュアルハラスメント(就活セクハラ)が深刻な社会問題となっています。

    特に問題視されているのが、面接時の容姿・恋愛・結婚観への質問「彼氏いるの?」や「結婚後も働くの?」、不必要な身体接触、食事や飲酒への執拗な誘い、深夜の連絡、SNSでの個人的接触、OB・OG訪問での不適切行為などです。

    企業側には「コミュニケーションのつもりだった」という認識でも、学生側は“採用への影響”を恐れて断れないケースが少なくありません。さらに現在は、企業外で起きた行為であっても、「採用活動の一環」

    と判断されれば、企業責任が問われる可能性があります。特にOB・OG訪問やリクルーター活動は、会社の管理が及びにくく、トラブルが発生しやすい領域です。社会保険労務士として現場を見ていると、問題企業には共通点があります。それは、採用ルールが曖昧「昔はこれくらい普通だった」という古い価値観、SNS、利用ルール未整備、管理職教育不足、密室型の採用文化です。

    今後は、「採用活動も労務管理の一部」という視点が不可欠になります。

    “採用力がある会社”は、ハラスメント対策ができている

    現在の学生は、企業を非常によく見ています。

    SNS、口コミサイト、OpenWork、就活掲示板、YouTube、TikTokなどから、企業文化を細かくチェックしています。つまり今後は、「ハラスメント対策」そのものが採用ブランディングになります。

    逆に、体育会系の圧迫文化、属人的採用、「飲みにケーション」、女性軽視、時代遅れの価値観が残る企業は、採用競争で不利になる可能性があります。

    特に人手不足時代では、「安心して応募できる会社」が選ばれます。

    社会保険労務士として強く感じるのは、今後の企業経営では、“採用活動の質”そのものが会社の未来を左右するということです。

    企業が今すぐ整備すべき実務対応とは?

    就活セクハラ対策として、企業には以下のような実務対応が求められます。

    ① 採用活動ルール整備

    ⑴面接ルール

    ⑵SNS利用ルール

    ⑶OB・OG訪問ルール

    ⑷インターン対応基準

    などを明文化すること。

    ② 相談窓口設置

    学生は「相談しづらい立場」です。

    そのため、

    ⑴外部相談窓口

    ⑵女性相談員

    ⑶匿名相談制度

    なども有効です。

    ③ 教育・研修

    特に重要なのが、「悪気なく加害者になっているケース」への教育です。

    ⑴管理職研修

    ⑵採用担当者教育

    ⑶ハラスメント感覚のアップデート

    が不可欠になります。

    社会保険労務士からのメッセージ|“人が集まる会社”ではなく、“安心して人が集まる会社”へ

    今回の法改正は、単なる制度変更ではありません。

    本質は、「会社の価値観」が問われている点にあります。

    採用活動は、企業の未来そのものです。だからこそ、尊重、公平性、安全性、多様性が求められる時代になっています。これからは、“人を採る会社”ではなく、“安心して人が集まる会社”が選ばれます。

    当事務所では、「就活セクハラ対策」、「ハラスメント研修」、「採用ルール整備」、「相談窓口構築」、「管理職教育」、「就業規則整備」など、実務レベルでの支援を行っています。

    「まだ問題が起きていない今」だからこそ、体制整備が重要です。

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