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経営・管理ビザの制度改正 ~外国人経営者を取り巻く環境は新たなステージへ~

経営・管理ビザの制度改正 ~外国人経営者を取り巻く環境は新たなステージへ~

2026/07/04

外国人の「経営・管理ビザ」が変わる時代へ

~制度を正しく理解し、適正な受入れと経営を考える~ 
 最近、ニュースでも「外国人による日本の不動産購入」や「経営・管理ビザ」が話題になることが増えています。 SNSではさまざまな情報が飛び交っていますが、誤解も少なくありません。 社会保険労務士として在留資格の申請そのものを行うことはできませんが、外国人雇用に携わる立場として、制度を正しく理解しておくことは非常に重要だと感じています。

経営・管理ビザとは?

 「経営・管理ビザ」は、日本で会社を経営したり、企業の管理職として事業を運営したりする外国人のための在留資格です。 主な対象は、 日本で会社を設立する 、日本法人の代表取締役に就任する 、日本で事業を開始・運営する といったケースです。 この在留資格は、日本経済への投資や新たな雇用創出を促すことを目的としています。

制度は年々厳格化

 近年、この制度を利用する外国人は増加しています。 一方で、 実態のない会社設立、 ビザ取得だけを目的とした形式的な事業、 名義だけの代表者、 不適切な仲介業者による支援 などの問題も指摘されるようになりました。 そのため、入国管理局の審査は以前より厳しくなっています。 特に、 事業計画の実現性、 資金の出所 、事業の継続性 、実際に経営を行う体制 などが細かく確認されるようになっています。

2025年以降の見直しにも注目

 私は日頃、外国人雇用に関する相談を受けています。 その中で感じるのは、 「ビザが取れれば終わり」ではない ということです。 本当に大切なのは、 労働法を守ること、 社会保険へ適切に加入すること、 給与を適正に支払うこと 、日本人と外国人が安心して働ける職場をつくること です。 せっかく日本で事業を始めても、労務管理が適切でなければ企業も従業員も不幸になってしまいます。

制度を悪用する人ではなく、真面目な経営者を応援したい

 一部の不正事例が報道されると、制度全体への不信感につながってしまいます。 しかし、多くの外国人経営者は真面目に事業を行い、日本で雇用を生み出し、地域経済にも貢献しています。 だからこそ、 制度は厳正に運用しながらも、 本気で日本で事業を行おうとする人が安心してチャレンジできる環境を整えることが重要ではないでしょうか。

まとめ

 外国人材の受入れは、日本の人手不足を考えるうえで欠かせないテーマです。 経営・管理ビザも、そのための大切な制度の一つです。 制度の趣旨を理解し、不正利用を防ぎながら、真摯に事業を行う外国人経営者を支えていくことが、日本社会全体の発展につながると考えています。

 社会保険労務士として、私はこれからも外国人雇用や労務管理に関する最新情報を学び続け、企業と外国人労働者双方が安心して活躍できる環境づくりに貢献していきたいと思います。

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