労基ＤＸへ９人増員 ＡＩ活用し効果的に指導 厚労省(2025/1/24）
厚生労働省は来年度、ＡＩを活用した効果的・効率的な監督指導の実施など、労働基準ＤＸ化推進のための体制整備として、労働基準局総務課に「労働基準ＤＸ企画官」を設置するとともに、職員を９人増員する方針だ。
具体的には、ＤＸ化の方向性の検討などを行うため、総務課で５人増員。そのほか、ＡＩを活用した監督指導先の選定に向けて監督課で２人、化学物質有害性情報の電子化・標準化のため化学物質対策課で２人増員する。
都道府県労働局では、外国人労働者の労働条件確保対策などの体制強化に向けて、労働基準監督官70人を増員する。ハローワークにおいても、就職困難者の就職支援や人手不足分野における人材確保対策のための体制整備として、266人増やす。
これらの増員などにより、来年度末における厚労省全体の定員は３万2852人となり、今年度末の３万2756人から96人増える。そのうち、本省内部部局は4437人（今年度比80人増）。
毎日の労働関係、労働安全衛生関係、社会保険関係、雇用保険関係の厳選したニュースをお届致します。
各業種別、カテゴリー別に記載しております。