役職定年後再挑戦も 管理職への立候補制拡充 百十四銀行(2025/1/24)
㈱百十四銀行(香川県高松市、森匡史頭取)は、支店長や支店管理職員などの役職に立候補できる制度の対象を拡大した。一度ポストを外れた役職定年者も、経験のある役職であれば応募可能とする。
同行では役職ごとに役職定年年齢を設定しており、50歳代半ばから58歳までの間に、順次ポストオフを行っている。その後、一定の年齢で「シニア職員」となり、専用の賃金テーブルが適用される。61歳の定年を迎えた後は、嘱託社員として再雇用している。
併せて、すでにシニア職員となった人材が、支店長や本部経営職層、初級管理職に応募できる制度を新設した。対象役職の経験があることが要件で、登用後は、年齢にかかわらず役職に応じた処遇を適用する。
管理職には原則として役職別定額制を採用している。ただし、支店長代理や本部の調査役などの初級管理職に限り、昇降給のある範囲給を併用しているため、以前と同じ役職に就いても、同じ待遇になるとは限らない。
本部経営職層は、本部に勤務するグループ長以上の役職を指す。今年から新たに立候補制の対象に加えた。
役職定年は今後も継続するが、将来的には見直しを検討していく。